日本国旗

Bleed Kaga

(Japan)

ブリード加賀(日本)

加賀の写真

 ●1996年4月1日生まれ(26歳)
 ●GPデビュー:2015年アフリカGP(決勝2位)
 ●PP回数:1回
 ●出走回数:50回
 ●優勝回数:9回
 ●獲得総ポイント:225点
 ●在籍:アオイZIPフォーミュラ
 ●主なレースキャリア:2011年全日本カート選手権2位
  2013年キャノンボール優勝
  2013年F3スポット参戦
  2016、17年インディカーチャンピオン
  2021年インディ300マイルレース優勝
  2022年CF世界チャンピオン

 本名は加賀城太郎。元は草レースを中心に走り、賞金稼ぎをしていたドライバーだったが、アオイのオーナー葵今日子に見出され、ZIPレーシングを買収して立ち上げた新チーム、アオイZIPからCFに参戦することとなる。公式戦での実績がほとんど無く、スーパーライセンスの発給も特例によるものだったため、その実力を疑問視する声も少なくは無かったが、デビュー戦でいきなりポールポジションを獲得し、そんな外野の声も黙らせてしまった。デビューから3戦連続で表彰台を獲得する活躍を見せるが、最終戦でチームの指示に反発して自らクラッシュしてしまう。結局そのままチームを辞め、CFからも離れることとなった。そしてその後2年間はインディに活動の場を移し、2年連続のチャンプを獲得する活躍を見せる。だが、葵女史の再三の要請により再びCFへの参戦を決める。復帰第1戦でいきなり自身初優勝を飾ると、その後も着実にポイントを重ね、シーズン3勝を挙げてクレイトーとチャンプ争いを繰り広げるが、最終戦で風見との壮絶な戦いに競り負けて惜しくも1ポイント差でタイトルを逃してしまう。翌年はマシンの差から、1勝どまりでランキング4位に終わる。この年の不振でアオイに変革が起き、チームオーナーが葵今日子から名雲京志郎に変わると共に、マシンもアルザードに変更されると優勝こそ無いものの、開幕からチームメイトのフリッツとともに他を圧倒する。だが、日本GPでフリッツの薬物使用が発覚し、チームが残る最終戦と来季の出場停止処分を受けてしまう。そんな加賀に他のチームからいくつかオファーも来たが、あくまでもアオイで走ることにこだわり、1年間をCF浪人として過ごす。この間にはちょっとした騒動から、インディのチャンプ、ベック・ハンセンと勝負をすることになったが、見事これに勝ち、インディ300マイルレースを征した。そして2022年、待ちに待ったCF復帰を果たしたのだが、マシンが既に時代遅れとなってしまったエクスペリオンでは、如何な彼でも6位入賞するのが精一杯だった。そこで、続くブラジルを突如欠場し、次のアルゼンチンからはチーム監督に草レースで走っていた頃から親しくしていたグレイ・スタンベックを迎えると共に、ニューマシンの凰呀を引き連れて、新体制で挑んだ。すると、このレースを風見のトラブルもあって、早くも復帰後初優勝を飾る。その後も風見にトラブルが続いたことで、万全では無いながらも一進一退を続け、シーズンの流れは完全に二人の一騎討ちとなっていった。そして迎えた最終戦の日本GPではリフティングターンを操る風見に対し、ミラージュターンで対抗し、宿命的とも言える死闘を繰り広げる。この戦いを征して初のタイトルを獲得した彼だが、今はCFから離れている。

 選手名鑑のトップへ