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ピタリア・ロペ(ブラジル) |
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●1985年4月7日生まれ(37歳) |
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2006年、21歳の時に国際F3000に参戦。初年度でランキング3位と好成績を残すと、翌年はチャンピオンを獲得。この実績が認められ、2008年からCFに参戦開始。前年まで母国の先輩ビネが所属していたZIPレーシングからデビューし、ランキング11位と新人としてはまずまずの成績を残し、2009年は地元ブラジルの名門チーム、コーイヌールレーシングに移籍。前年のチャンピオンチームというプレッシャーにも負けずにデビューイヤーを上回るランキング4位に入った。このままトップドライバーへの道をひた走るかと思われたが、翌年はランキング20位と大きく成績を落とし、第6回大会では怪我でシーズンを棒に振ってしまい、結局このシーズンをもってチームを解雇されてしまう。こうしてかなりの回り道をすることになってしまった彼だったが、かえってこの逆境によりドライバーとして一回り大きくなり、翌年移籍したA・G・Sで初PPを含め3PPとファステストラップ4回獲得するなど、見事に復活して初のチャンピオンに輝いた。翌年はベルニーニの圧倒的な強さの前に敗れ3位に終わったが、2014年は苦戦をするものの前年完敗したベルニーニに競り勝ち、二度目のタイトルを獲得した。このシーズン限りでベルニーニが引退し、2015年シーズンの本命に強く推されたが、この年から台頭した風見、新条、ランドルらの若い力に押され、ランキング4位。CF界の世代交代の空気を感じ取り、引退を決意する。そして、この年自ら見出した日吉明にA・G・Sのシートを託し、自分は同チームのテクニカルディレクターに就任。今度はチームを率いて頂点を目指すことになったが、シーズンを重ねるごとに成績が低下。ついには目を掛けていたはずの日吉を切るにまで至ったが、ドライバーを替えても上昇の気配は無く、苦しい状況が続いている。 |