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Johji Ohtomo

(Japan)

大友譲二(日本)

 ●1997年1月1日生まれ(25歳)
 ●GPデビュー:2015年アメリカGP(決勝6位)
 ●予選最高位:6位
 ●出走回数:9回
 ●決勝最高位:4位
 ●獲得総ポイント:9点
 ●在籍:アルバトロスDDT
 ●主なレースキャリア:2012、13年オフロードJCM大会優勝
  2014年全日本CFGPX4位
  2015年全日本CFGPX2位
  2015年CF世界ランキング9位
  2017年パリ・ダカールラリー6位
  2019年WRC総合2位、最優秀ドライバー

 通称「オフロードの鬼」。13歳の時にモトクロスでレース活動を始め、そこでの活躍がアルバトロスDDT監督国吉健の目に止まり、彼の下、オフロードJCM大会で四輪デビューする。このカテゴリーで連覇を果たすと、チームと共にCFへ転向。初年度は惜しくもスーパーライセンスは獲得出来なかったが、そのルーキーらしからぬ走りは非常に注目されていた。2年目は2位で堂々の世界GPX参戦、開幕戦から早くも6位に入り、以後もオフロードや悪コンディションのレースでは類いまれな走りを見せ、コンスタントに入賞を重ねる。しかし、ドイツGPでの大クラッシュで、大怪我を負ってしまう。後に大友はサイバーシステムを切って走っていたことが判明し、その事実は世界中に大きな衝撃を与えた。この事故で彼はレーサー生命を失ったと言われたが、その後の努力で半年も経たない内に普通の生活が出来るようになり、スポーツキャスターとして活動を始める。そんな折、ブリード加賀の誘いでWRC第5戦アルゼンチンにプレアデス・スゴウから加賀のナビゲーターとして参戦、レース終盤にライトを壊すアクシデントが起こると、加賀とドライバー交代をして夕闇の中を無灯火で走り抜け、3位でゴールする。この事が、彼にもう一度レースへ復帰する意思をもたらし、当時まだ開発されたばかりの医療技術での手術を受ける決意をさせた。この決断は成功し、早くも翌年始めのパリダカでまだまだ本調子でないながらも6位に入る健闘を見せ、続いて国内外のラリーに参戦を開始。入賞・優勝を重ね、世界に大友復活を強く印象付けた。2019年にはミツビシ・ラリーアート・DDTからWRCに参戦。総合2位、最優秀ドライバーのタイトルを獲得、現在もWRCを中心にオフロードレースで破竹の勢いをみせて活躍している。彼がCFに復帰するという噂も依然としてささやかれてはいるが、オフロードレースが完全に無くなってしまった今のCFに彼が魅力を感じることはないだろう。おそらく一生、大自然との戦いを続けていくに違いない。