日本国旗

Naoki Shinjyo

(Japan)

新条直輝(日本)

新条の写真

 ●1998年10月28日生まれ(24歳)
 ●GPデビュー:2015年アメリカGP(決勝5位)
 ●予選最高位:2位
 ●出走回数:82回
 ●優勝回数:11回
 ●獲得総ポイント:328点
 ●在籍:アオイフォーミュラ→ユニオンセイバー
 ●主なレースキャリア:2010年ジュニアカートチャンピオン
  2011、12年全日本カート選手権チャンピオン
  2013、14年ヨーロッパF3チャンピオン
  2015年全日本CFGPX優勝
  2017年CF世界チャンピオン

 堅実な走りで着実に入賞を重ねるのが持ち味のドライバー。11歳の時にカートを始め、それ以来参加したカテゴリー全てでタイトルを獲得し、その存在はトップカテゴリーの関係者の間で高い評価を受けていた。F1チームからもオファーがあり、その進路に大いに注目が集まったが、アオイフォーミュラのオーナー葵今日子の熱烈な勧誘を受け、CFへ転向する。全日本GPXでは、その前評判に違わぬ走りを見せ圧勝、世界GPXでも緒戦から入賞を重ね、第4戦では早くも初勝利を挙げる。ここまでのレースキャリアはまったく順風満帆だったが、続くイギリスGPで若干14歳の風見に敗れると葵今日子の信頼を無くし、自分を見失ってスランプに陥ってしまう。これがレースを始めてからエリートコースを歩み続けてきた彼の経験する初の挫折だった。しかしアフリカGPでの、後に語り草となるマシンを押してのゴールからはそれまでの走りを取り戻し、ドイツGPで2勝目を挙げる等の活躍を見せ、最終的にランキング2位に着ける。翌年は優勝こそなかったものの、持ち前の堅実な走りで常に表彰台に登り、再びランキング2位を記録。そして2017年はライバルの風見、ランドルが事故で途中退場すると、タイトルを取って当然という周囲のプレッシャーの中4勝を挙げ、ついに念願のチャンピオンに輝く。だが翌年は再びスランプに陥り、あわや解雇の危機にあったが、中国GPでの起死回生の1勝でどうにか残留を決める。しかし、2019年はチームが不振で思うように走れず、2年連続で1勝、ランキング5位に終わる。それでも翌年もアオイで走るはずだったが、成績不振を理由にオーナーが名雲氏に代わると、そのチーム構想から漏れて解雇。再び挫折を味わうが、それをバネにアメリカへ渡り、NASCARなどで活躍を見せる。そして日本GPにユニオンセイバーからCFへ復帰し、NASCAR仕込みの技で優勝を飾る。2021年はランドルとともにユニオン編隊を組み、風見とチャンプ争いを繰り広げるが、今一歩及ばずランキング3位に終わる。2022年はマシントラブルが続き、苦戦を強いられている。

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